免疫とはなにか 後編

query_builder 2024/09/06
接骨院

さて免疫のお話後編です


多細胞生物になってくると腔腸動物、クラゲやイソギンチャクぐらいまで進化してきます、このくらいになると「腸管免疫」ができてきます、これはどういうものか


例えば触手なでで獲物を捕まえ食べる、そうすると肛門がなく

口しかないイソギンチャクは口の中で消化酵素で分解し口の中の

杯細胞(ゴブレットセル)で分解したものが必要であるかないか

認識し、認識しないものは吐き出します

これが一番原始的な腸管免疫です

つまり体の中に入れるか入れないかを決める器官になります


これが人間であれば、口の中に入れたら

 「IgA」免疫グロブリンA という物質が唾液から出て

入ってきたものに付着し要るか要らないか判断するのは小腸になります、要らないと判断したものは肛門より排泄し要るものは

吸収となります


ちなみに口と小腸しかない生物がいて環形動物という

ミミズやゴカイなどですね


人間がこの腸管免疫を利用するためには

   「よく嚙んで食べることが重要です」


IgAが付着したものが免疫器官である小腸に到達したときに

必要なものであればIgAが外れて吸収したり必要な腸内細菌であればIgAが同じく外れて腸管内に定着するよう指令が出ます


ですからどんなに良いといわれるサプリメントなどを噛まずに

水で流し込んでも唾液は出ませんからただ排出されるだけです


極端な話、一回よく噛んで食べたら腸内に定着するので余計に

補充しなくてもよいわけです

昔はサプリメントなんてありませんでしたからね


次の免疫としては上皮が傷ついたときなどに傷口をふさぐ

血小板などですね、バイ菌が侵入してはいけないので侵入経路

をふさいでしまうような上皮でバリアを張ることです

皮膚であれば硬くして粘膜であれば粘液で洗い流すというシステムになっています


もう一つは非特異的免疫といい脊椎動物になってからの免疫です


血液に赤血球、白血球、血小板などがありますが

体内にウイルスや菌などが侵入してしまった際に白血球が

食べて(貪食)溶かし排出します

わかりやすいのは黄色い鼻水ですかね


さらには「特異的免疫」これが重要になります


特にこの免疫システムの部分で噂の新しいお注射の議論に

発展していくわけです


健康を維持するためには免疫を維持することが必須ですから

みなさんも考えることがたくさんあるはずです


食事の仕方 睡眠 薬の使い方など一つの参考になればと

思いますのでくれぐれもお体に気をつけてお過ごしくださいね


長い話でしたがそれほど難しい話ではないのでご一読いただけたら幸いです。

次回は特異的免疫について書いていきます。








----------------------------------------------------------------------

きょう接骨院

住所:神奈川県横浜市神奈川区反町3-19-14稲垣ビル2階

電話番号:045-900-0194

----------------------------------------------------------------------

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE

TAG